読点は「、」か「,」か。

2012/12/07

はたして,お気づきの方はおられるだろうか。

私が様々な文章を書くときはいつも,

句点は「。」だが,読点は「,」を使っている。

 

行政書士の間でも,読点に「、」を使っている先生も多いようである。

確かに趣味と言われればそれまでなのであるが,

私は法律家の一員として「,」を使うようにしている。

 

かつて,法律文書といえば訴状を含め,全てB判のタテ書きであった。

それが,パソコン等の普及に伴い,

平成13年1月1日から裁判文書のA4判ヨコ書きが実施されるに至った。

 

その際,最高裁判所事務総局が示した書式のガイドラインによると,

読点については,裁判文書は「,」に統一しているので「,」の使用のご協力をお願いしたい。

とあり,実際,句点は「。」読点は「,」で参考書式が定めてある。

そのほか,文字の大きさや文字数,行数,ホチキスの位置などの指定もある。

 

私はかつて裁判所事務官の名簿に載り,法律事務所の事務職でもあった手前

当時,それに合わせてパソコンを設定し直したので,

読点を打とうとすると,自然と「,」が出てくるようにしてある。

 

重要なのは文書の中身なのであろうが,今でも法律を扱う身としては,

読点のような細かい点についても気を配りたいと考えている。

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